もうすぐ卒業式を迎えるお父さん、お子さんの大切な日に何を着ていくか決めましたか?
子供がまだ小さかった頃がついこの間のように感じる一方で、時間が経つのは早いものです。
卒業式の主役は間違いなく子供たちですが、それを理由に親がどんな服装をしても良いわけではありません。
不適切な服装をしてしまうと、自分自身だけでなく、子供を恥ずかしい思いにさせてしまうことも。
今回は、父親が卒業式に参加する際にふさわしい服装についてご紹介します。
卒業式の意義
卒業式は、教育課程をすべて終えた生徒たちが正式に認められる重要な儀式です。
そのため、教職員や招待されたゲストは正装で出席します。
親としては、子供の成長を祝い、彼らの新たなスタートを支えるために感謝の気持ちを表す機会でもあります。
主役は子供ですが、父親も家族の一員としてお祝いされる側ですから、適切な服装で臨むことが求められます。
卒業式における父親の服装の現代的なトレンド
ただし、教職員が正装をしているとはいえ、父親が必ずしもフォーマルウェアを着用する必要はありません。
私が実際に卒業式に参加した際には、フォーマルな服装をしている父親は多くありませんでした。
もちろん、あまりにもカジュアルすぎる服装をする父親もいませんでした。どちらの極端も避けるべきです。
以前は親も厳格な正装で参加することが一般的でしたが、近年では少しリラックスした服装でも受け入れられるようになっています。
セミフォーマルが適切な選択
多くの父親は、セミフォーマルなスタイルを選ぶことが一般的です。
ビジネススーツやブレザー、スラックスなど、過度に堅苦しくないが整った服装で卒業式に出席する人が多くいます。
私自身も普段着用している会社のスーツで参加しましたが、場違いな印象はありませんでした。
多くはジャケットとネクタイの基本的な組み合わせが好まれます。
避けるべき7つのファッションミス
卒業式では、子供の大切な日にふさわしい服装を心がけることが重要です。
個性を表現したい気持ちはわかりますが、やり過ぎは避けましょう。
特に避けるべきファッションミスを以下に挙げます。
過度に派手なスーツ
派手な色や大胆な柄のスーツは避けるべきです。
強すぎる主張は場にそぐわない印象を与える可能性があります。
カジュアルすぎる服装
トレンドがカジュアル寄りになっている今でも、基本はセミフォーマルです。
ジーンズやスニーカーは明らかに不適切です。
目立つ柄やカラフルなシャツ
シンプルなスーツに目立つ色や柄のシャツを合わせるのは不適切です。
暗めの色やシンプルなデザインのシャツが無難です。
卒業式は格式のあるイベントですので、服装選びには慎重に、子供たちの大切な日を尊重する姿勢で臨むことが求められます。
ネクタイは着用必須で、適切なデザインを選ぶ
現在のビジネスシーンがカジュアル化しているとはいえ、卒業式ではネクタイを着用するのは避けられません。
正式な場に相応しい装いが求められるため、ネクタイは控えめな柄を選び、派手すぎるデザインは避けてください。
ネクタイの色の選び方
一般的にフォーマルな場で見られる白や黒のネクタイは、通常冠婚葬祭で用いられる色です。
卒業式ではこれらの色の使用は避け、柄が入っている白や黒のネクタイなら許容されることもあります。
アクセサリーは控えめに
目立つアクセサリー、特に大きなリングや派手なブレスレット、ゴールドネックレスは控えめにしましょう。
これらは目立ちすぎるため、シンプルなスーツやジャケットには不向きです。
指輪も目立ちすぎないものを選ぶことが大切です。
サングラスの着用は避ける
卒業式の会場は通常暗めに設定されるため、サングラスの着用は浮いてしまう可能性があります。
色の薄い眼鏡も目立つため、より控えめなデザインのものを選ぶことが望ましいです。
式典の堅苦しさを考慮して、適切なアイウェアの選択が重要です。
卒業式での父親のための適切な服装ガイド
これまで不適切な服装についてお伝えしてきましたが、これらを避けることで目立つことなく式に参加できます。
次に、卒業式で推奨される基本的な服装について説明します。
ダークカラースーツを基本に
卒業式で選ぶべきスーツの色は、黒、ネイビー、グレーなどのダークカラーが望ましいです。
ライトグレーも選べますが、卒業式ではやや軽い印象を与える可能性があります。
派手な柄や流行を追ったデザインは避け、シンプルでクラシックなスタイルを選ぶのが無難です。
シャツは白や薄いブルーが定番です。
ピンクやイエローなど明るい色は入学式には適しているかもしれませんが、卒業式では少し浮いてしまう恐れがあります。
ボタンダウンシャツはカジュアルすぎるため避け、レギュラーやウィンザー、ホリゾンタルカラーのシャツを選ぶと良いでしょう。
ネクタイは暗めの色で、無地や小さなドット、ストライプが適切です。
派手なペイズリー柄は控えめにしてください。
靴は黒のドレスシューズを選び、エナメルや白のストライプが入った靴やスニーカーは避けるべきです。
ベルトは靴と同色を選ぶのが基本です。
許容されるカジュアルスタイル
ビジネススーツ以外で出席する場合でも、どの程度のカジュアルさが許容されるかに注意が必要です。
次に、適度なカジュアルさの服装について詳しく説明します。
IVYスタイルの是非
IVYスタイルが好きな方には、ネイビーブレザーが卒業式での着用に適しています。
このスタイルはカジュアルすぎず、洗練された印象を与えるため、卒業式に適した選択です。
ただし、もし家族全員がよりフォーマルな服装を選んでいる場合は、IVYスタイルが場違いに見える可能性があるため、そのような場合はよりフォーマルな服装を選ぶことをお勧めします。
ジャケパンスタイルの選択
ジャケットとパンツを別々に選ぶコーディネートも卒業式には適しています。
選ぶジャケットは派手すぎないダークカラーが理想的で、シャツは白や淡いブルーが基本です。
パンツはカジュアルすぎるチノパンを避け、グレーのスラックスなどを選ぶと良いでしょう。
非常にフォーマルな服装の是非
カジュアル寄りの服装が多く見られる一方で、非常にフォーマルな服装で卒業式に臨むのも一つの選択です。
卒業式は本質的に厳粛な式典であるため、正装は間違いではありません。
ただし、お祝いする側の先生や来賓が正装するのが一般的で、親が非常にフォーマルな服装を選ぶと過剰に見えることも。
ですので、スーツやジャケット、ブレザーを選びつつ、カジュアル寄りで適度なフォーマリティを保つことが望ましいです。
そうすることで、適切に場に溶け込み、節度ある服装で参加することができます。
ストライプスーツを選ぶ意味
これまで控えめな服装を推奨してきましたが、ここでストライプスーツを提案する理由を説明します。
ストライプスーツは、独特の魅力があります。一般に推奨されるダークカラーのスーツに適度に明るいストライプを加えると、スーツ自体が華やかで上品な印象を与えます。
ストライプは高級感を演出し、着る人のファッションセンスを引き立てる効果があります。
しかし、ストライプスーツを選ぶ際は、過度に派手に見えないように生地の色やストライプの色を慎重に選ぶ必要があります。
まとめ
卒業式での父親の服装選びを考えるとき、結局のところ主役は子どもです。
父親の服装について母親ほど気にする人は少ないため、過度に気を使う必要はありません。
この自由度を活かして、個性を適度に表現することができます。
派手すぎない、場に合った服装を心がけつつ、自分らしいスタイルを見つけてください。